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CT画像の見方!!

 頭部X線CT(Computed tomography)は、X線が頭部それぞれの組織を透過するときに、そのX線が通しやすいもの、通しにくいものを反映して画像として表したものになります。

X線の吸収率の違いから、骨や硬膜および出血部位はX線が通過しにくく吸収されやすいといったことから、高吸収域として白く映ります。

その反面X線をよく通す(吸収されにくい)ものは空気や脳室、梗塞部位は低吸収域として黒く映ります。

骨の影響を強く受ける脳幹や小脳では画像が乱れること(骨アーチファクト)が多いとされているので、画像を見る際は注意が必要になってきます。

以下にまとめたものを載せておきます(図1)。

           図1:CT画像の吸収値の見え方の違い

 CT画像で一番みてわかるのは何と言っても頭蓋骨の太さ!!

白く分厚い画像として表れるのがCT画像の特徴となります。ちなみにMRIの同じような吸収値をとるT1画像と比較してみてもその太さは一目瞭然です(図2)。

        図2:CTとT1の違い

 CTの主な特徴としましては、出血病変の検出に非常に優れているというところです。またCTはMRIに比べ撮影時間が短く、脳卒中により病院に搬送された直後はまずCT画像にてDrは脳卒中の疾患は何か?ope適応するか?どうか判断します。

 CT上特に異常がみつからない場合は虚血性疾患(脳梗塞など)を疑い、MRIより総合的に評価されます。発症後できる限り早く梗塞を見つけ出す方法としてearly signというものがあり、画像的所見としては皮質・灰白質間の境界線がわかりにくくなる場合やレンズ核線条体の不明瞭化が生じることがあるとされています(これは今後まとめて掲載予定)。

 また出血、梗塞ともに発症時期により画像の見え方も変化していくため後日チェックしていきまし

ょう!!

参考にしている脳画像ブログはこちら!!

http://reha-idea.com/

 セミナーではこのような基礎的な内容から、それを臨床に活かした内容をお届けしていきます。


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