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12/25/2017

平成29年度 臨床における歩行の見方~小脳は歩行の何に影響を及ぼすのか~

【日程】12月26日(火)19:00~21:00

【会場】中央区民センター(堺筋本町駅 3番出口から徒歩5分)

​【講師】idea代表 中上 博之

【受講料】1000円(資料代、施設使用料含む)

 

 

idea歩行セミナーでは昨年実施しなかった「歩行における小脳の機能」について、12月26日に第4回idea「臨床における歩行の見方~小脳編~」ナイトセミナーを開催させて頂きます。

小脳が歩行にどう関与するのか?

印象としては、小脳出血の患者さんでみられる失調によるバランス障害や測定障害が、歩行においては第一の問題点に挙げられることが多いと思うのですが、本当に小脳機能は歩行においてバランスや測定ということのみに関与しているのでしょうか?そもそも小脳自体が何をしている機能なのかを知らずして歩行動作は語れません。それほど、小脳は歩行において重要な機能を有しています。

では一体、小脳がバランスに関与するといってもどういったバランス能力に関与しており、何故歩行中に失調が問題になるのであろうか?
そんな臨床場面での疑問に対して、小脳における脳機能を基に歩行における小脳の役割について2時間の講義(一部実技)を通してお伝えしていきます。

そして小脳の機能を知ることで、小脳障害の患者さんだけでなく、運動麻痺や感覚障害といった歩行の様々な問題点に対しても、その機能を活かした歩行のアイデアをお伝えすることを目標にしていきたいと思います。

 

〈今年度のidea歩行セミナーのコンセプト〉

「より臨床的に!病態を踏まえながら学ぶことで、症例像を共有し治療的ideaを増やす!」


私自身が長年みてきた脳画像からの患者様の解釈という点を+αして、それぞれの病態における歩行の問題点に対して臨床的視点をお伝えしていきたいと思っています。被殻出血の患者様の歩行は?といった、病態と臨床症状を絡めることによって、普段の皆様が担当する患者様により応用ができる内容になること間違いなしです。

 今年度は特にこの2つのポイントを大切に伝えていきます。

①「脳画像を通して、障害をおった部位の病態を把握したうえで歩行という動作を捉える」

​②「介入事例を通して、知識と治療のブリッジングを行う」


歩行動作は、複数の肢の多数の筋の活動の、時間・空間的パターンを協調的に制御した結果、円滑かつ安定に遂行されるものであるとされています。そして歩行中の肢間協調はこの小脳機能が大きな多役割を果たすことが近年報告されています。その中でプルキンエ細胞や長期抑圧、フィードバックなど言葉ではなんとなく理解していても、実際の臨床場面でどのようにそれを評価し、治療の中で考えていけばよいかについては頭を悩ませる方が多いのではないでしょうか?


まずは基本的な小脳の脳機能について理解を深めながら、それと歩行動作がどう関係しているのかを提示しながら、歩行場面における臨床でのidea(アイデア)をお伝えしていきたいと思います。

このセミナーを通して歩行アプローチに対する選択肢が少しでも増え、明日からの臨床場面で患者さんをみる視点が変わることを目標に進めていきます。

また、皆様からの日頃の悩みや疑問に対して、脳機能の知識から画像読影、歩行における介入方法など実際の症例から考えていくセミナーをお伝えしていきたいと思っています。

 

​【テーマ】
1.頭頸部の安定性に関わるバランス制御

2.失調が作り出す測定障害をどう捉えるか
3.歩行場面で考えるべき小脳機能に対するアプローチ

 

是非、ご参加お待ちしております!

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